博多の森でサガン鳥栖が勝利

さて、鹿島アントラーズが最終節で浦和レッズをかわしてJ1を制した2時間半前。

将来アントラーズのようにサポーターの大歓喜の輪ができるのを目指すサガン鳥栖。
J2最終節の九州ダービーで、アビスパ福岡に3-1で勝利。

サガンがPKで先制してから2人の退場者を出したアビスパに対し、サガンはボールを多くキープしてゲームを支配。
今季開幕戦の九州ダービーでアビスパにいいようにあしらわれた姿はもはやそこにはなかった。
3/4の0-5の大敗から始まってアビスパとの対戦は3連勝。勝ち点も1差に迫って8位で終了。

その3/4に、友人と共にサガンブルーに染まったスタンドの中にいて見つめた惨敗。
でも、鳥栖駅までの帰り道にいくつも貼られたポスターを見て、惨めな思いがありつつも3年前の九州ダービーとは明らかに違う雰囲気を感じて、これはサガン鳥栖を見守っていかないとと心に決めて1シーズン。
5月の博多の森での勝利、9月にはホームでの観戦初勝利を見て、試合を見るごとに成長しているのがはっきりとわかってさらに魅了されていった。
この日の最終戦も、5月のアウェーよりも遥かに多いサポーターが博多の森に詰め掛け、以前よりもずっと一体化して選手へチカラを送っていたのがよくわかった。
こんな流れの中に身を置き、いや置くだけでなくてチカラを与えてあげれば、必ず近い将来J1の舞台をモノにできるのではないか、そんな確信が持てるようになった。
来季の更なる飛躍と、その先にはJ1で逆転優勝を果たしたアントラーズのような栄光の歴史を築き上げる正夢を夢見て、サガン鳥栖を見守っていこうと思う。


サガンの話だけで締めくくりたいのだけど、同じ九州のJ2クラブについても言っておきたい。
一方のアビスパは、結果も過程も出すことができずにシーズンを終えた気がする。
ちょうど一年前に自動降格を回避した瞬間を見届けていた者としては哀れにすら感じる。
シーズン終了あいさつで都筑社長に浴びせられた大ブーイングが、個人的には今季博多の森での最大音量だった気がするのは気のせいか(汗)。
所属選手の半数が退団するというのも帰宅後に知って、あの時山形恭平が涙ながらにあいさつした姿が思い出されて胸が痛んだ。

チーム編成やらクラブの運営やら、サッカーをほとんど知らない自分にはわからないことが多いが、福岡に住む者として果たしてアビスパは福岡にとっての何なのだろうと考えさせられる。ホントに市民のサッカーチームなのだろうかと。
ホークスと比較するのも酷な話だろうが、野球のフランチャイズ(都道府県単位)よりももっとピンポイントな地域密着を求められているのがJのクラブのような気がする。なのに、アビスパの場合は福岡のといった少しターゲットがぼやけたままでのクラブ運営を行っているのではないのかと、ここ最近の報道を見て感じる。まあ中村北斗の復帰のドラマにしか興味を示さない在福のマスコミの報道の仕方もどうかとは思うけどね。
福岡は九州全体からの人や資源を集められる求心力があるけれど、では福岡自体にどれだけの地力があるのか。また市だけのレベルでアビスパにどれほどの資源を与えられるのか。日刊スポーツ九州の担当記者もブログに書いているが、Jリーグに上がって10年は越えているクラブが将来のビジョンを形にできずに来季を迎えようとしていることに不安よりも不満を抱かざるを得ない。
こちらはサガンとは対照的に、来季は期待持てそうにないなあ。


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