5年が経った。

米国同時多発テロからちょうど5年。

その日、当時実家暮しで風邪気味だったことを覚えてます。
母親が今まで聞いたことのないような驚きに満ちた声で「大変なことが起こった」と私を呼びに来たことも覚えています。

確かに、TVからは今まで見たことのない光景が私の目を襲い掛かりました。
無機質な鉄筋コンクリートが熱い涙を流し、そして泣き崩れていきました。
多くの、普段通りの仕事や生活を営んでいた人たちの命を巻き添えにして。

その時のテロで、私が面識のある人も犠牲になっています。
海外勤務していたのが、あの場所だったのです。
あれから新聞の小さな記事からですら、その人の消息を知ることはできませんでした。
せめて死亡確認だけでもわかればよいのですが、そうならば大々的に報じられるはずでしょうから、今でもわからないのでしょうね。

私ひとりではテロを止めるだとかいうことはできません。
ですが、人が人を傷つけようとするときは誰かを傷つける(そのほとんどは自分の人生とは無縁の人)ことになると思うので、傷つけようとする思いだけは絶対に持たないと心に決めています。
それが、いまだ消息のわからない人に会うための必要手段だと考えるからです。

9月11日の教訓を忘れない、ってそういうことでしょう?


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