2005年12月 6日

[ドラマ]1リットルの涙(9)夢の続きというバトンを受け取る

このドラマの主題歌であるKの「Only Human」で歌われている

哀しみの向こう岸に 微笑みがあるというよ

という歌詞が伝える思いが、ほんの少しわかった気がしました。
(すみません、一週間たって間違いに気づきました。訂正しました。m(__)m)

例によって、ここから先はネタバレ全開です。お気をつけて。
よろしければ、他の回のレビューもご覧ください。
なお、ドラマのストーリーについては公式サイトでご覧ください。

初回から…
(2)抱える予感
(3)病気はどうして…
(4)二人の孤独
(5)ごめんねじゃなくてありがとう
(6)家族の気持ちがつながるとき
(7)いちばんを失うこと。の前編
(8)いちばんを失うこと。の替わりに流した涙
(9)夢の続きというバトンを受け取る(本エントリー)
(10)ラブレター、それは別れの言葉。
(11)亜也さん、亜也ちゃん、ありがとう。

今日は、まず映画版×ドラマ版の主役コラボキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━ !
第7話でもふれましたが、明日美役の大西麻恵選手のリアル感がたまらなくよいです。
亜也の一年先輩で、同じ脊椎小脳変性症の患者という明日美は、その名のとおり元気いっぱい。
遥斗と亜也の「水族館デート」に興味津々でついてきた場面は、急遽脚本を書き換えたんじゃないかって思うぐらいサプライズっぽく演じてて、なぜか笑ってしまいましたよ。

亜也が転校した養護学校も現代の福祉施設のような場所になってて、明るい雰囲気でしたね。
でも、電動の車椅子での移動を余儀なくされる亜也の視線では、高い壁がそびえ、これまで通っていた東高とは全然違う場所に見えてしまうという、この違い。
目線の高さは同じようにしなければと思いつつも、こういった少しの違いを視聴者の自分も少しずつ気づかされます。

その違いをはっきりと知ることになったのが、亜也と遥斗。
携帯電話で連絡を取り合っていた二人だが、遥斗が亜也を誘って水族館へ。
二人でいる時は楽しかったり、安心感を得たりするけれど、亜也は自分のしゃべる言葉が相手に聞き取られなかったり、急な雨にたたられると予想以上に容態が悪くなったりする現実に気づいてしまう。
もはや東高に通っていた頃の自分ではなく、ルームメイトの明日美のように日に日に身体の自由を奪われていくのを身体で感じられるようになって、かえってそんな自分を認められなくなってしまう。
今週の亜也を見ていると、もし自分がそばにいたらなんて声をかけてあげればいいんだろうなんて変に考え込んでしまいそうでした。

でも、亜也の姿を見て「哀しみの向こう側」にいると思われる人たちが実は亜也によって「幸せ」を与えられたり、それと真剣に向き合おうとするところが今回のメインだったのでしょうか。

亜也姉の果たせなかった思いを受け継ごうと決め、猛勉強して「奇跡を起こした」亜湖。
その姉妹の姿から、自分の進む道が敬愛する兄の歩んだ道と同じであると知る遥斗。

夢の中でも車椅子の上にいた亜也が無意識に差し出していた「夢の続きというバトン」が、
亜也のそばにいた人たちに受け取られていきました。
それはきっと、障害を負うことや健康でなくなることがそこで終わりという意味ではなく、その続きが周囲の人を介してでも必ず存在するものなのだということを語りかけてくれたのでしょう。

16歳から17歳へと生きていく一年を一話でまとめたり、養護学校の中でつながっていく気持ちが描かれていないことは残念ではありましたが、この一年で亜也の病気が単に進行したわけではなく、一生懸命生きる姿から広がる希望というバトンを渡してくれたことは、しっかりと受け取らせてもらいました。

今回は、次につながるセリフが印象に残りました。

あきらめた夢はだれかに委ねたっていいじゃないか

残りの物語で、これ以上の亜也の病状をリアルに描けるのかは気になるところですが、
バトンを受け継いだ亜湖や遥斗の姿を追いかけるという楽しみもできました。

伝えることをあきらめちゃいけない 聞く気持ちがある人には必ず伝わるから

こう教えてもらった亜也が、残りの人生で何を一生懸命に伝えようとしたのかもしっかり受け取りたいです。

そして何より、来週も大西麻恵選手が登場するのかどうかが気がかりでなりません。
って、出てましたっけ?予告をはっきり見てなかったのですが。←そおいう心配かい
早く、映画「1リットルの涙」のDVDを予約せねば。

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