福岡の地に市民球団あり(その2)
JNN九州系列のドキュメント「ムーブ2005」の「市民のホークスへ16年の軌跡」(福岡RKB制作)を見て、福岡とホークスを愛する者の感じる思い。その2回目。
■常勝軍団への道のり・・・
・「強いダイエーホークスというのを見せてあげたい」
・「迫力やスピードでも12球団一になるように」
(以上、西武から移籍した時の秋山幸二選手・現二軍監督)
・「チームを強くしたいという情熱を感じた」(王監督の就任時のコメント)
・「選手を信用していますから」(サイン盗疑惑に揺れた時の王監督のコメント)
運営する立場、プレーする立場、応援する立場、サポートする立場、すべての立場の人たちが「優勝」という目標に向かって本気だった。
チーム成績だけでなく、親会社の業績悪化や球団の不手際など、波風が何度立ってきたかわからない中で、選手たちは成長し、本当に優勝した。日本一の座をつかんだ。
99年の優勝のシーンを見ると、今でも涙がにじむ。
「まさか」「ホントに優勝してしまった」と強がってはいたけれど、長く応援し続けたチームが優勝したことを心の中では誰よりも喜んでいた。応援してきた結果が大きく花を咲かせた。
それは福岡の街が一度失った市民球団というプライドを再び取り戻した瞬間だったように今となっては思う。
優勝を境に、より多くのファンが福岡ドームに足を運び、より一層大きな声援を送った。
ペナントレースが始まる前から「優勝」という言葉(予想)を頂戴できるチームになった。
その一方で、98年のサイン盗疑惑や、相次ぐ主力選手の「放出」でダイエー球団の信頼は堕ち続け、「優勝」と「身売り」の語句がセットになって頻繁に語られるようになった。
強いチームと、失態続きの球団。
それでも、ファンは応援し続けた。
優勝して得た最高の喜びと、フランチャイズを失って知った悲しみと、その両方を味わえば、ファンがホークスというチームに声援を送るのはもはや自然なことになっていたと思う。
このネタ、もう一回つづきます。(都合により、2編までとさせていただきます。)