先日、MLBアスレチックスへの入団が決まった藪投手とともに、嬉しいニュースです。
これでメジャーリーグの試合を見る楽しみがまた一つ増えました。
米大リーグに挑戦するためダイエー(現ソフトバンク)から自由契約となっていた井口資仁内野手(30)が、ホワイトソックスに入団する意思を固めたことが24日、明らかになった。今月中に本拠地のある米イリノイ州シカゴ入りし、健康診断を受けた後に正式契約する見込み。関係者によると、提示された条件は年俸230万ドル(約2億3700万円)プラス出来高払いの2年契約。近日中に代理人のリチャード・モス氏を通じてホワイトソックス側に回答する予定で、正式決定すれば、日本人内野手としては松井稼頭央(メッツ)に続くメジャーリーガーが誕生する。ホワイトソックスには高津臣吾投手も在籍している。(以上共同通信社)
ホークス優勝の立役者であり、特に1999年の福岡ダイエーとしての初優勝時には自らのホームランでリーグ優勝を決めた井口選手。盗塁王2回、ゴールデングラブ賞3回という実績もメジャーでの評価と期待を十分に満たすものですし、イチロー、松井秀喜といった日本のスーパースター野手とはまた違ったタイプの野手として持つ実力は非常に高いものだと思っています。
私がこのように井口選手を「ベタ褒め」!?するのは、ここ数年の彼の姿勢にあります。
ホークス選手の中でもいち早く公式ホームページを開設するというファンとの「距離」の保ち方や、オフの間を縫っての数多くのTV出演によるチーム知名度アップへの貢献など、ある種独特のファンサービスを実践しているところを私は評価しています。
今となって思えば、これらの動きはきっとメジャー行きの夢をかなえるために必要なことだったのかもしれません。また、入団当初の成績と比較すると打率や盗塁数が飛躍的にアップしたことも、「メジャー仕様のIGUCHI」という目的に対しての自己ブランド作りと受け取ってよいでしょう。
早々にメジャー挑戦を明らかにしたり、ダイエー球団の自由契約という対応もあって、ホークスファンや野球ファンに不安や不信感を与えたことは確かが、もはやFA権を取ったからさあメジャーに行きましょうなんて状況ではないと彼は思っていたのでしょう。ではメジャーに行くためにはどうしたらよいのかを明確に追求し、野球で実践したことは、今後メジャーを目指すプロ野球選手へ「モチベーション」の重要さを示したものと私は考えます。
契約内容は本人・代理人ともに満足のいくものではないかもしれませんが、同じホワイトソックスには、入団してから結果を示した高津投手という「先輩」がいます。既にメジャーで成功するための現在進行形のお手本をチームメイトに持つ環境で、井口選手が次のステージの目標を掲げ、それを達成していく姿を見守っていきたいと思います。
